NOBLE

Summer Issue, 2018

NOBLE

Summer Issue, 2018

Imaginary
Landscape

“色の楽園へと誘う夏の扉”

メキシコへの旅にインスピレーションを得た、NOBLEのカラフルな夏。
佐田真由美さんをクリエイティブディレクターに迎え、
美しい色の世界と共に、新しいアーバンリゾートスタイルをお届けします。

CREATIVE DIRECTOR & STYLING_MAYUMI SADA

ART DIRECTION&DESIGN_YOSHIHIDE UCHIDA

PHOTOGRAPHY_SAKI OMI

HAIR_KOICHI NISHIMURA(ANGLE)

MAKE-UP_AIKO ONO(ANGLE)

WRITING_KAORI SUTO

MODEL_RISAKO(GUNN'S)

DRESS [18040250000610] PINK ¥115,000+tax (tibi)

PIERCE [18091250000510] CAMEL ¥15,000+tax (ALEXANDRINE)

others items stylist's own

Behind the scene

今回、佐田真由美さんがクリエイティブディレクターとして
NOBLEの撮影に関わることになった経緯やビジュアルに込められた思い、
スタイリングのポイントなどについてご本人にインタビュー。

NOBLEを佐田真由美さんのフィルターを通して表現するという、ブランドにとっても新しい試みとなった今回の撮影。キャスティングからイメージ提案、スタイリングまで一貫して佐田さんに委ね、完成したビジュアル。そもそも、モデルという表舞台に立つ職業でありながら、クリエイティブディレクションに興味を持ったきっかけとは?
(佐田さん) 私もジュエリーブランドをやっていて、デザインだけでなくビジュアルのディレクションを手掛けてきました。クリエイティブなことが大好きで、作ったものをどう写真や映像で伝えていくか、モデルでありながらスタッフ側の気持ちもわかる、両方知った上でできることが私らしさに繋がっていると思います。10年間自分のブランドを続けてきて、外の世界でも表現していきたいと考えるようになったのが、今回の撮影に至ったきっかけですね。
実際、他のブランドをディレクションしてみていかがでしたか?
(佐田さん) NOBLEの方々と話しながら進めてきましたが、皆さん、とてもおおらかで(笑)。「好きなようにやってください」と、ビジュアル作りにしてもスタイリングにしても、自由な雰囲気でやらせてもらったことがとても楽しかったです。とはいえ、NOBLEの根底に流れるテーマや思いは大切にしたいと思っていました。
佐田さんから見たNOBLEのブランドテーマとは?
(佐田さん) NOBLEという言葉の通り、上品で大人の女性なのですが、どこか遊び心も持っているというか。世の中、大人になるとコンサバなイメージにされがちですが、どんなシチュエーションでも自分らしく楽しめるのが充実した人生なんじゃないかなと思います。そして、それがNOBLEに繋がるのかなと。自由な中にも感じられる上品さというのは、持とうと思ってもなかなか難しい、誰しも憧れるもの。私の思い描くNOBLEの女性像には自分もそうなりたいという願望も込めていますね。
具体的に、今回の撮影はどのようにイメージされたのですか?
(佐田さん) 夏のテーマがメキシコへの旅だと聞いて、漠然と、抽象的なイメージで撮影したいと思いました。砂漠や土っぽい場所などリアルな情景を連想させるロケではなく、カラフルな色遊びでメキシコを感じさせたいなと。メキシコについて調べていた時に、目にした街並みや光景が驚くほど美しく、色の感性が面白かったので、その色パレットを自分たちで作ってみたら新しいものが生まれるような気がしました。
背景に使われた色や配色も佐田さんが考えられたのですか?
(佐田さん) そうですね。メキシコの街並みや風景写真を集めてイメージマップを作り、そこから色味を拝借して、シーンを考えていきました。説明的なビジュアルにはしたくなかったので、シーンはあくまでも参考程度に、配色やグラフィカルの遊びで可愛く見えるようにこだわりました。例えばブルーの濃淡は空と海が溶け合う水平線だったり、イエローとテラコッタの2トーンは灼熱の太陽と乾いた大地から着想を得ていたり、パープルの背景に差し込んだイエローのスクエアはドアをイメージしていたり、見る人が自由にイマジネーションを膨らませてくれたら嬉しいですね。トップにも使われているカット(グリーンのワンピース)は、実はプールサイドを二次元で表現したもの(笑)。
撮影現場では、1カット1カット丁寧に、配色の分量やグラフィカルの見え方にも相当こだわっていました。
(佐田さん) 私にとっても初めての試みでしたし、一度の撮影でこんなにたくさんのカラーペーパーを使う機会もないため(笑)、うまくいくのか不安な部分もありました。私の頭の中のイメージを思い通りに具現化できたのは、AD内田さんをはじめ、モデル理彩子ちゃん、信頼するスタッフの皆さんの協力があってこそ。最初のカットからとても可愛く撮れたので、大興奮でしたね(笑)。被写体として撮られるのも楽しいですが、ものを作り上げるのは楽しい!と改めて実感しました。
佐田さんのこだわりは、撮影だけでなくファッションに対しても強く感じられました。スタイリングのポイントを教えてもらえますか?
(佐田さん) 大胆な色合わせだったり、さし色を効かせたり、色を面白く使いながらも、女性らしい雰囲気を大事にしたのがポイントです。南国にはもちろん、都会の街並みにも似合う綺麗なリゾートスタイルを意識しながらスタイリングしました。「こんな合わせ方もあるんだ、可愛い」と少しでも思ってもらえたら、ぜひ普段から取り入れてみてほしいですね。
リゾートのワクワク感がありつつ、決して非日常ではなく、リアルに着こなせるのが魅力ですね。
(佐田さん) 気軽にバカンス気分になれるけれど、ふとした瞬間に仕事や日常にも戻れる。いい意味で、どちらにも振れるようなスタイリングにしたかったですね。実際に南国に行かなくても、自分の気持ち次第でリゾートを感じたり、ワクワクすることはできる。私自身、バカンスという楽しみがあるからこそ、日々モチベーションを上げて仕事や育児に頑張ることができています。そういう妄想をファッションに投影しながらも、着こなしはリアルに落とし込みました。
特にお気に入りのスタイリングはありますか?
(佐田さん) お気に入りは1カット目のルック。アフリカっぽい柄のスカートに一目惚れして、最初に組んだスタイリングですね。ビキニトップの上に水玉のチュールトップスを重ね、ヴィンテージっぽいリゾートスタイルに仕上げました。今回はNOBLEの新作をベースにしつつ、ジュエリーや帽子、スカーフは私物をミックスさせてもらいました。スタイリングは自分が着られることが大前提。自分自身、服が大好きだからこそ、服を殺したくないといつも思っています。自己満足で終わらないように、ひとつひとつのアイテムがスタイリングの中でちゃんと意味を持つように考えていますね。
鮮やかな色を全身に取り入れたり、目を引くような色×色の掛け合わせだったり。ベーシックカラーに慣れがちな大人にはとても新鮮な着こなしに感じられそうですね。
(佐田さん) 大人になるにつれ経験値も上がり、自分に似合う色、似合わない色って何となく決めつけてしまいがち。私もモデルの仕事をしていて気づいたのですが、歳を重ねるごとに似合う色味は変わってくるもの。昔はパープルが苦手で全く着なかったのに、今ではとても好きな色のひとつ。時間の流れで人間が変わっていくように、ファッションも生きている。だから、決して決めつけないで、常にトライしてNOBLEでの服選びを楽しんでほしいと思います。
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